カラダは柔らかければ柔らかいほどいいの?
こんにちは。
石川県金沢市(もりの里教室、円光寺教室、崎浦公民館)でヨガ教室をやっています、さちです。
【カラダは柔らかければ柔らかい方がいいの?】
連日オリンピック盛り上がってますね。
開催までの道のりはいろいろと大変でしたが始まってしまえば
あとは応援するのみ!
新競技のスケートボードなどは解説も競技も新鮮で
『私もやってみたいな~。。。。』
などとワクワクさせれらました。
(まず、手すりに乗れる気がしないのですが、、、、(笑))
さてそんなスポーツですが、怪我をしないため、また力を最大限発揮するためには、強いだけでなく「柔軟性」が必要と言われています。
つい何年か前には180度開脚のストレッチが流行りましたが、スポーツをしていない多くの人も『カラダを柔らかくしたい』と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
また日常生活においても、例えば股関節が固いと歩幅が狭くなり転んでしまったり、膝を痛めやすくなってしまいます。
ですのでカラダを柔らかくすることはこういった怪我の予防にもつながるので大切です。
ですが、それでは人のカラダは柔らかければ柔らかいほど良いのでしょうか。。。。。?
答えは『NO』です。
実は、カラダが柔らかいだけでは大きなリスクがあるのです。
【静的ストレッチと動的ストレッチ】
まず、カラダが柔らかすぎるリスクの前に、ストレッチの種類について説明していきます。
ストレッチには『静的ストレッチ』と『動的ストレッチ』の2種類あります。
特にスポーツは、常に体が動いているので、「動きの中での可動性(動的ストレッチ)」がパフォーマンスに大きく影響します。
ですので、開脚や前屈がうまくできなくてもスポーツが得意な方はたくさん存在するのはそんな理由からです。
【カラダが柔らかすぎるリスク】
そして、カラダが柔らかいだけの大きなリスクとは一体なんでしょうか?
それは、主に2つあります。
1つ目は
①『一定の筋力がないと、怪我をしやすく、本来のパフォーマンス(動き)を出せない可能性がある』
ということがあげられます。
カラダが柔らかいということは、その柔らかさを支える筋力が必要になります。
例えば、肩関節がとても柔らかい方がいらっしゃいますが、
肩関節が柔らかい理由は、球状の肩関節の入れ込み部分が浅いため関節の持つ可動域が広くなっているからです。
関節の入れ込み部分が浅いため、簡単に脱臼になってしまいやすいです。
(脱臼:通常の関節の位置から骨がずれてしまうこと)
ですので、そのような状態にならないためには肩の関節を守るための筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋など)をつける必要があります。
また、肩関節が柔らかすぎると、日常で腕を動かすときに肩を使って動作を行ってしまいやすくなりますが、
そうすると肩甲骨がしっかり使っていないので、肩甲骨の動きが悪くなり肩がこってしまいやすくなったりします。
2つ目は
②『本来のカラダの必要な可動域を越えて無理に動いてしまうと、靭帯を損傷する可能性がある』
ということがあげられます。
例えば何年か前に流行った開脚も、人間の本来の関節可動域を越えて無理にストレッチを入れると、靭帯などを損傷する可能性があります。
180度開脚できるようになるにはかなり関節可動域を広げる必要がありますが、人間に必要な股関節の可動域は90度くらいだといわれます。
ですので一般的な可動域を持つ人が無理に開脚をして股関節を広げようとすると、クッションの役割を果たしている軟骨や靭帯を傷つけてしまうのです。
もし、どうしても180度開脚できるようになりたいのなら、先に述べたように、股関節周辺の筋力を強化する必要があります。
【柔らかいだけじゃダメ】
カラダが硬すぎるのも様々な弊害がありますが、
柔軟性をあげるだけではなく、意識してほしいことがあります。
それは、『カラダの使い方』への意識になります。
どんなにカラダが柔らかくても股関節や肩甲骨を使う意識がなければつまづいて転びやすくなり
大きなケガにもつながってしまいかねません。
そして、意識して使えるようになってほしい(&強化してほしい)筋肉もあります。
さちヨガではヨガやピラティスのポーズや様々なエクササイズを通して
そのようなカラダの使い方の意識をお伝えしています。
カラダを根本から良くしたい方、また、いくつになっても元気で生き生きと生活していくために
ぜひさちヨガの体験レッスンにお越しください♬
ご参加お待ちしております✨
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