疲れにくいカラダになるために意識してほしいこと♬
こんにちは。
石川県金沢市(もりの里教室、円光寺教室、崎浦公民館)でヨガ教室をやっています、さちです。
先日、3月からオンライン受講していた体軸コンディショニングスクールの
『体幹セラピスト養成講座レベル1~4』の全講座を無事受け終えることができました。
セラピストというと身体的、精神的な症状を癒す仕事をする人(治療家)のことを指しますが、
施術の技術だけでなくヨガ・ピラティス・エクササイズを指導している私にも非常に役立つカラダの使い方も学ぶことができる講座でした。
セラピスト(治療家)というとカラダの使い方を気にする必要は大してないのではないかと思われる方が多いかもしれませんが、
治療する側のカラダが整っていなければ十分な施術の効果を出すことは難しくなるため、
力んでいないリラックスしたカラダの状態を維持するためのカラダの使い方を身に着けることはとても大切です。
【力まずリラックスした状態ってどんな状態?】
このセラピストにも必要な『力まずリラックスした状態』というのは私たちも身に着けたいカラダの使い方ですが一体どんな状態のことなのでしょうか。。。。
その状態とは、
『必要な全身の筋肉を限りなく最小の筋出力に抑えている状態。
最適に脱力できていて、無駄な力が入っていない状態』
です。
そして反対の状態が
『不必要な部分に力が入り続けることにより起こる、力んで固まった状態。
意味もなく慢性的に力がはいってしまう状態』
です。
(※体軸コンディショニングスクールの『固さのバロメーター フリー、スティッフ』より)
この、『全身の筋肉を限りなく最小の筋出力に抑えている状態』は
インナーマッスルとアウターマッスルの筋出力のバランスがとれていてる状態(インナーマッスルが、十分に働いている状態)です。
インナーマッスルは関節の動きをコントロールし日常生活のあらゆる動作をする際に最初に働く筋肉のため、インナーマッスルが使えると最小限の力でカラダを動かすことができるのです。
【ムダな力が抜けるとどんな良いことがあるの?】
では、このインナーマッスルを使うことができてムダな力が抜けるとどんな良いことがあるのでしょうか。。。。。
まずは日常で疲れにくくなります。
疲れやすい方は、もしかすると慢性的に力がはいって力んだ状態(インナーマッスルがうまく働いていない状態)のためカラダが疲れてしまうのかもしれません。
また、スポーツをしている方はスポーツの競技レベルを上げる効果なども期待できます。
【力まずリラックスした状態になるために意識してほしいこと】
力まずリラックスした状態になるためにはインナーマッスルをうまくを働かせらるようになることが大切で、そのためエクササイズは教室レッスンやブログでお伝えしていますが、実はもう1つ意識してほしいことがあります。
その意識してほしいこととは、、、、
『呼吸』になります。
人は平均、1分間に15~20回も呼吸していると言われおり、1日に換算すれば約3万回にもなります。
ですので、呼吸は、体の働きの中でも非常に大きな要素を占めているのです。
呼吸がうまく行われておらず浅い状態だとカラダは緊張しています。
呼吸とカラダの力みは密接に関わっているのです。
例えば入学試験、面接試験、発表など、緊張する場面を思い出してみてほしいのですが、
その時カラダは固くなっていませんでしたか、、?そのような状態のとき、緊張しやすい方はもしかすると呼吸は止まってしまっているかもしれません。
また、呼吸が浅いと呼吸で使われる横隔膜の働きが弱く、インナーマッスルも働きにくくなり、酸素や栄養素も十分にカラダに行き渡らず疲れやすいカラダになってしまうのです。
【疲れにくくなるための呼吸法の効果♬】
ということで、今回は疲れにくくなるお腹を使った腹式呼吸をお伝えしていきます。
お腹を使った腹式呼吸は、腹部周辺の柔軟性の改善とインナーマッスルが促進される効果があります。
また、お腹を使う意識ができるようになり、その意識が持てるようになるとグラウンディング(地に足をしっかりつけること)がしやすくなり、心身ともに安定しやすくなります。
【まずは姿勢を意識してみましょう♬】
まずこの腹式呼吸をする際に大事なのが姿勢になります。
仰向けになって寝てみましょう。(腰が反りやすい方は両膝を立ててください)
●肩が上がっていませんか?
●胸を張っていませんか?
●舌先は上あごにありますか?
→肩甲骨を寄せたり胸を張ったりせず、耳と肩の距離を遠ざけるように肩は落とした状態にします。
→普段から舌先は上あごにあることが良い状態と言われています。下や真ん中にあると体に余計な力が入りやすくなります。
【疲れにくくなる呼吸法(腹式呼吸)をするときに意識してほしいこと♬】
まず、呼吸法を行う前に、意識してほしい点が3つあります。
1つ目は
●『下腹部を使うこと』です。
→お腹の呼吸で下腹部を使う意識が弱いとへそ上を膨らませて行ってしまいます。
おへそより下を膨らませるのを意識していきます。
2つ目は
●『背面にも空気をいれること』です。
→何も意識をしていない状態だと、たいていの方がお腹の前を膨らませようとしてしましますが、背面(腰のあたり)にも空気を入れることを意識していきましょう。
3つ目は
●『腹圧をかけたまま息を吐くこと』です。
→ヨガのレッスンなどで行われている腹式呼吸は、息を吐くときにお腹をへこませるものが多いですが、吐くときもお腹を膨らませたまま(腹圧をかけたまま)息を吐いていきます。息を吐くときもお腹を膨らませた状態がキープできれば体幹と脊柱がしっかりと安定し、姿勢が整います。
【疲れにくくなる呼吸法(腹式呼吸)を行ってみましょう♬】
それではさっそく腹式呼吸を行ってみましょう。(※下丹田の呼吸~体軸コンディショニングスクールより)
①腰(へその真後ろの背骨)を床につけます。(腰が反りやすい方は両膝を立てた状態で行ってください)
舌を上あごにつけます。
②口を閉じたまま鼻から息を吸っておへそから指4本下の下腹部と腰の間に空気を入れます。
腰を地面に押し付けるように後ろにも空気を入れて膨らませます。
③十分に膨らませたら下腹部の膨らみを保ったまま息を吐きます。
→吐くときも吸うときもお腹は膨らんだ状態にします。
④最後に息を吐き切り力を抜きます。
最初は腰に空気を入れることや、お腹を膨らませたまま息を吸ったり吐いたりすることが難しいと感じると思いますが、繰り返し行うことでできるようになっていきますし、カラダもリラックスして疲れにくい状態になっていきますよ☺
さちヨガでは今回の腹式呼吸など、皆さんが元気で生き生きと生活していくための様々なカラダの使い方をお伝えしています♬
運動が久しぶりの方でもどんな方でも、カラダをよくしたい方はぜひ体験レッスンにお越しください(^○^)/
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